消費はババアが回している

はじめまして、「スナック CHIHARU」です。
このページでは、「不定期でOPENする夜のお店」という “テイ” で、わたし「マーケター」のCHIHARUが、毎回マーケティングの知識や考え方を、主婦の目線で楽しくご紹介できればと思います。

スナックなので、まずはビールとおつまみをどうぞ。
いずれも主婦のわたしが、自宅にお客様をお迎えするときにお出ししているものです。よければGBMも。ご紹介するのは、Meghan Trainor「Title」です。

アサヒ生ビール マルエフ
Canささ 笹かまアヒージョ

お仕事終わりですか?
暑い中、今日も本当にお疲れさまでした。

働く男の人は大変ですよね、朝から晩まで家族のために働いて…
って、今の時代にこんなこと言ったら怒られちゃうのかも知れませんね(笑)

時代はジェンダーレス。
「男らしく」とか「女らしく」なんて、もはや時代遅れなんでしょうね。
咄嗟に出ちゃう言葉には気をつけないと(笑)

とは言っても、政治だって仕事だって、まだまだ「男社会」っていうのは変わらないですよね。
わたしより上の世代は、高度成長期だ、バブルだって、昔の日本はものすごく元気でエネルギッシュだったってよく聞きます。

CM、ありましたよね。「24時間戦えますか?」って。
まだ子どもでしたけど、わたしもよく覚えてます。「かっこいいニッポンのビジネスマン」って感じでした。「企業戦士」なんて、きっとそれも死語なんでしょうね。

今は「人生100年時代」。働きすぎはよくないですね。
いい仕事をするために、しっかり休む。そんな時代になりました。

そうそう、この前ね、おもしろい記事を見つけたんですよ。

どこかの掲示板の書き込みなんですけどね、なんだか読んだときに気持ちがスーッとしたんです。
ババアになるのも悪くないなって。

消費はババアが回してる。
確かにそうなんですよね。

これはうちの話なんですけど、まだ子どもが小さいころに、この町にマイホームを建てたんです。
わたしはこの町がすごく気に入ってて。でも主人はすごく反対で。

勤める会社が近い、隣町のほうが絶対いいって。

あの時はほんと、毎日その件でケンカしてました。
だってどっちも譲らないから(笑)

でも最後は、「子育ては自分の好きな町でしたい」っていうわたしの意見が通りました。
だって、これから子育てをしていくのに、最低限、駅とスーパーと小児科は近くにないと困りますもんね。

そんな風に考えてみたら、家だけじゃなくて冷蔵庫の中身だって、結局わたしが選んでるんですよね。
主人は脂っこいものが好きですが、わたしは健康のことを第一に考えて、主人の要望を多少取り入れながらも、できるだけカラダにいいものを買って揃えています。

クルマだってそうです。

ディーラーさんに言われて、買い替えを言い出すのはいつも主人ですけど、日々のお買い物や、子どもの送り迎えに使い勝手のいいクルマ、今なら環境負荷や、ガソリン代のことも気になります。そうした結果、最終的に主人の要望が取り入れられるのは、わたしの出した提案のなかからどれにするか、と、車体の色や内装くらいのものなんです。

家庭の「ラスボス」は、やっぱりわたしたちババアなのかも。

だからね、どんな商売でも、わたしたちババアをターゲットにして販売戦略を考えれば、きっとうまくいくのかもって、この書き込みを見て思ったんですよね。

70年代にトイレットペーパー騒動があったでしょ?
紙がなくなるっていう、貼り紙たった1枚がきっかけで、300人近い主婦がスーパーに押し掛けたって、前になにかの記事で読んだことがあります。これってすごいネットワークだと思うんですよね。

今ならSNSがあるから、その情報の精度やスピードは当時の比じゃないでしょうけど、それでもきっと、その中心にいるのはわたしたちババアですよ。

女のグチと、井戸端会議にヒントあり(笑)
今も昔も、商売繁盛のカギって案外そんなところにあったりするのかも知れないですね。

あら、もうこんな時間。
私ばっかりしゃべっちゃってごめんなさい。そろそろ閉店の時間です。

今日は来てくださって本当に嬉しかったです。
続きはまたのご来店で。

お待ちしていますね。
おやすみなさい。

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